九州の観光情報サイト:Kyusyu.sky.net

薩摩:清水城址(しみずじょうあと)

住 所 :鹿児島県鹿児島市稲荷町
築城者 :島津元久
築城年代:嘉慶元年
形 式 :山城
遺 構 :土塁・曲輪・石垣
指定史跡:未指定
訪問日 :令和2年01月30日

歴史

清水城は嘉慶元年に島津元久が築城した。
島津氏はこの城を築くまで東福寺城を居城としていたが手狭な為に新城の築城に着手した。
だが元久が没すると島津氏内で家督争いが勃発し清水城は焼き払われてしまう。
その後、城は再建されると島津氏の本拠地として長く栄え九州にその勢力を拡大させていく。
だが天文十九年に島津十六代当主:貴久が内城を築城し居城とすると清水城は歴史から消えた。

現在

現在の清水城は清水中学校裏手の山に多くの遺構を残している。
この山は登山道が整備されているがその道は竹藪が覆い困難な道なっている為に散策を行うなら準備万端にして臨んでほしい。
遺構は山腹に湧水場や石垣群、曲輪群が残されており山頂の本丸跡には堀や曲輪、土塁が比較的良い形で残されている。
また山頂からは桜島も観る事が出来る。
まさに島津氏の威光を伺う事が出来る城址だ。

MAP