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山城:淀城址(よどじょうあと)

住 所 :京都府京都市伏見区淀本町167
築城者 :松平忠綱
築城年代:元和九年
形 式 :平城
遺 構 :天守台・石垣・堀
指定史跡:未指定
訪問日 :平成30年11月24日

歴史

淀城は元和九年に松平忠綱(まつだいらただつな)が築城した城だ。
だが豊臣秀吉が側室:茶々の産所として築城した淀城とは異なる。
 元和九年に松平忠綱は二代将軍:徳川秀忠の命により淀藩に赴任すると、江戸幕府の援助によりこの地に新城を築城した。築城は西国を監視する目的もあった。
 築城に関しては「大阪の陣」後に廃城となった伏見城の資材を使用する。また二条城 の天守も淀城を移築して完工した城だ。
寛永十年に忠綱が移封すると永井尚政(ながいなおまさ)が入部し城下町の整備を行う。
その後は石川、戸田、松平と城主をかえ享保八年に稲葉氏が入部し城主となると稲葉氏は明治時代までこの地で栄える事となる。

現在

現在の淀城址は淀城跡公園として整備されている。
遺構として本丸跡に天守台跡が残っており、また公園は堀に囲まれて隅には櫓台跡も残されている。
だが天守台は鍵が掛けられており立ち寄る事は出来なかった。
近くには秀吉の側室:茶々が愛用した淀城があるのだが、そちらは石碑以外の遺構は残っていないのでこちらの公園に来る方が大半だろう。
復元に向けての動きもあるらしく残されている石垣は良好な形をしているので是非復元を実現して貰いたい城址だ。

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