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豊後:安岐城址(あきじょうあと)

住 所 :大分県国東市安岐町下原3106
築城者 :田原親幸
築城年代:応永年間
形 式 :平城
遺 構 :石垣・曲輪・堀
指定史跡:未指定
訪問日 :平成28年1月15日

歴史

安岐城は詳細な築城年代は不明だが応永年間に豊後:大友氏の一族田原親幸(たわらちかゆき)が築城した。
田原氏は嫡流(ちゃくりゅう)と分家でこの地方を所領しており嫡流の親幸は飯塚城の別城としてこの城を築城した。
天正八年に田原氏は大友氏に反旗を起こすが大友義鎮(おおともよししげ)によって反乱は制圧され田原氏は滅んでしまった。
そして義鎮の次男:親家(ちかいえ)に田原姓を名跡させ安岐卿を与えた。
大友義統(おおともよしむね)の時代になると文禄の役に遅参した義統に秀吉は激怒し大友氏は改易となる。
大友氏復興を考える義統は慶長五年の「関ヶ原の戦い」に乗じて豊後に上陸して再起を図り安岐城も大友方に味方するも黒田如水(くろだじょすい)が指揮する黒田軍に大敗を喫してしまい、 義統は降伏し安岐城は落城となってしまった。

現在

現在の安岐城址は天満宮が建つ場所が本丸跡地となっており石垣や曲輪、堀が残っている。
鳥居が立つ入口から天満宮までが城址の模様で本丸跡地からは安岐漁港が観え景観がとても良い。
敷地内には曲輪や堀の確認でき安岐城址の歴史版も建っている。
近くには農園がありとても激戦の地とは思えないほど静かで長閑な場所になっている。

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