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肥後:宇土古城址(うとこじょうあと)

住 所 :熊本県宇土市古城町
築城者 :宇土氏
築城年代:南北朝時代
形 式 :山城
遺 構 :石垣・土塁・堀
指定史跡:国指定史跡
訪問日 :令和02年02月15日
  • 国指定史跡

歴史

宇土古城は南北朝時代に菊池氏の一族である宇土氏が築城したと云われている。
永正二年に八代を所領としていた名和顕忠(なわあきただ)は人吉城城主:相良氏(さがらし)との争いに敗れ八代を放棄するが、肥後国守護:菊池能運(きくちよしゆき)が死去すると肥後の混乱に乗じて宇土古城を本拠とした。
天正十七年に小西行長が豊臣秀吉により南肥後の所領を与えられると新たに宇土城を築城し宇土古城は廃城となった。
宇土古城と宇土城は近場にあった為に古城の方は西岡台とも呼ばれている。

現在

現在の宇土古城址は「つつじヶ丘自然公園」内にあり歴史公園と見なされている。
この城址には堀や土塁、石垣などが整備されており近場の宇土城よりも見所がある城址になっている。
出土品も多数発見されており、これからの発掘次第では新たな歴史の真実が解明されるかもしれない。

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