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備前:福岡城址(ふくおかじょうあと)

住 所 :岡山県瀬戸内市岡山
築城者 :頓宮四郎左衛門
築城年代:鎌倉時代末期
形 式 :平城
遺 構 :無し
指定史跡:未指定
訪問日 :令和04年04月16日

歴史

福岡城は鎌倉時代末期に頓宮四郎左衛門が築城したと云われている。
南北朝時代には赤松氏の所領となっており、嘉吉元年に赤松満祐が「嘉吉の乱」を起こし赤松氏が没落すると、福岡城は山名氏の管轄となった。
だが、後に赤松氏が再興すると山名氏とこの地の覇権を巡り、争いが起こると福岡城は戦火に巻き込まれる。特に文明元年、山名氏に内通した松田元成が福岡城を包囲し陥落させた「福岡合戦」は歴史に残る合戦と記されているが、大永年間に起きた吉井川の洪水の影響で、福岡城は廃城となった。

現在

現在、福岡城址は長船カントリークラブ内にある、小さな丘に石碑が残されている。
この丘は稲荷大明神が祀られており、その横には渋染一揆終結の地の石碑と案内板が建てられている。だが遺構は特に残ってはいない。
また、長船カントリークラブ受付の横に「福岡城跡の丘」碑が確認できた。
長船カントリークラブ内の稲荷大明神までは、受付所で許可を取れば吉井川沿いの道から車で行く事も出来るので、スタッフの方に尋ねてから向かうといいだろう。

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