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美作:医王山城址(いおうさんじょうあと)

住 所 :岡山県津山市吉見
築城者 :不明
築城年代:不明
形 式 :山城
遺 構 :石垣・堀切・曲輪
指定史跡:市指定史跡
訪問日 :令和04年04月02日

歴史

医王山城は南北朝時代に築城されたと云われているが、詳細は不明だ。
天分十三年には尼子氏が美作へ侵攻し、医王山城は落城している。
永禄九年に毛利氏が尼子氏を滅ぼすと、美作は毛利氏の傘下となり、医王山城も毛利氏の配下となった。
更に天正八年には、織田信長に味方した宇喜多直家が美作へ侵攻すると医王山城は宇喜多氏の猛攻を受けるが、守将をつとめた湯原春綱や、応援に駆け付けた小川元政が宇喜多勢を撃退している。だが天正十年に「本能寺の変」で信長が倒れると、羽柴秀吉は毛利氏と和議を結ぶと、医王山城は宇喜多領となった。

現在

現在、医王山城址は医王山山頂に石垣等の遺構を残している。
登山道は岩尾寺駐車場から延びており、20分程度で山頂に到着する。
山頂が本丸跡で石垣や曲輪、堀切を確認する事ができた。
また、山頂には城の歴史や遺構図の標識があるが、二の丸方面へ向かう進路が塞がれており、進む事が出来なかった。
山頂からは津山盆地や加茂川を眺める景色が絶景で、是非一度は訪れて貰いたい場所だ。

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