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備前:富山城址(とみやまじょうあと)

住 所 :岡山県岡山市北区矢坂東町1-1
築城者 :富山重興
築城年代:仁和元年
形 式 :山城
遺 構 :石垣・堀切・土塁・曲輪
指定史跡:未指定
訪問日 :令和04年04月10日

歴史

富山城は仁和元年に富山重興が築城したのが始まりだ。
だが応仁元年に松田元隆が攻攻め寄せると、城は落城し城主:松田長瀬は自害、富山氏は滅亡した。
元隆は富山城を改修すると本拠として使用し、文明十五年まで松田氏の本拠地となった。
しかし、松田氏と浦上氏家臣:宇喜多直家で争いが勃発すると、永禄十一年に松田氏は宇喜多氏に滅ぼされ富山城も落城し宇喜多氏の領土となった。
最後は慶長五年に起きた「関ヶ原の戦い」により宇喜多氏が改易となると、替わって小早川氏が備前へ入国し富山城は廃城となった。

現在

現在、富山城址は矢坂山の山頂に遺構を残している。
矢坂山の登山道は幾つか在るのだが、今回は矢坂山配水場横の登山道から散策を行った。
山頂までの登山道は良く整備されており、標識も在るので迷う事なく山頂まで進む事が出来た。
山頂手前には三の丸と思われる曲輪と堀切が確認できた。
山頂は二の丸となっており、ここから岡山市内を一望できる絶景スポットだ。
その山頂から北へ進むと「富山城跡」と記された標識があり、この場所が本丸跡となっている。
本丸跡は北と西側に石塁が残されており、本丸跡の曲輪も確認できる。
岡山市内を一望できる場所なので、是非訪れる事をお勧めする。

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