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備後:三原城址(みはらじょうあと)

住 所 :広島県三原市城町1
築城者 :小早川隆景
築城年代:永禄十年
形 式 :平城
遺 構 :石垣・堀
指定史跡:国指定史跡
訪問日 :令和02年06月27日
  • 国指定史跡
  • 続日本100名城

歴史

三原城は永禄十年に小早川隆景(こばやかわたかかげ)により築城が開始された。
隆景はそれまで高山城を拠点としていたが毛利水軍を整備するのに適した場所としてこの地に新城を築城する。
だが築城は改築を繰り返し完成は天正十年までかかっている。
天正十五年に隆景は豊臣秀吉から加増され筑前に異動となるが、文禄四年に養子:秀秋に家督を譲り三原城に戻り隠居した。
隆景は慶長二年に当城で没している。
慶長五年の「関ヶ原の戦い」で戦功をあげた福島正則が安芸・備後を与えられ広島城に入城すると、三原城に養子:正之を入れ三原城を改築したと云われている。
だが元和五年に正則は武家諸法度違反により改易されると、浅井氏が広島城に入城し家老:浅野長吉(あさのながよし)が三原城を居城として明治時代まで栄える事となる。

現在

現在の三原城址は三原城跡歴史公園として整備されている。
ここはJR三原駅に隣接しており、天守台へは駅の2F出入り口から向かう事が出来る。
明治時代の鉄道建設時に三原城を貫いて工事しており城地は分断されている造りとなっている。
遺構はこの天守台のほかに堀や石垣が残っていたが鉄道が無ければまだ多くの遺構があったと思うと残念でならない。
また近くの順勝寺(じゅんしょうじ)には三原城跡の門が移築されているので三原城散策の際に訪れるのも良いだろう。

続日本100名城スタンプ設置場所

三原観光協会
みはら歴史館

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