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近江:膳所城址(ぜぜじょうあと)

住 所 :滋賀県大津市本丸町7
築城者 :徳川家康
築城年代:慶長六年
形 式 :平城
遺 構 :復興門・移築門・石垣
指定史跡:未指定
訪問日 :令和元年06月23日

歴史

膳所城は慶長六年に徳川家康が築城した城だ。
前年勃発した「関ヶ原の戦い」にて勝利し実質政権を掌握した家康は最初の普請として大津城を廃止し東海道への抑えとして膳所城を築城した。
慶長七年に廃城となった大津城より戸田一西(とだかずあき)が入城し膳所藩を建立した。
膳所城は四層の天守が聳え立ち琵琶湖を眺める事でその雄大さから里謡に「瀬田の唐橋からねぎぼし、水に浮かぶは膳所の城」と謡われていた。
戸田氏は元和二年まで膳所藩主としてつとめたが摂津へ移封となると本田氏が入城する。
その後は菅沼氏、石川氏、本田氏と城主を替え明治時代を迎えた。

現在

現在の膳所城址は膳所城跡公園として整備されている。
公園入口に復興大手門が建ち公園周辺を塀や濠が再現された。
だが四層の天守を誇る天守は天守台も含め跡形もなくなっており、多少の石垣を確認する事が出来る程度だ。
膳所公園周辺には移築門を確認出来る箇所が幾つか有り膳所城の名残を思わせている。

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