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琉球:安慶名城址(あげなぐすくあと)

住 所 :沖縄県うるま市安慶名
築城者 :安慶名按司
築城年代:14世紀頃
形 式 :山城
遺 構 :石垣・土塁・石門・曲輪
指定史跡:国指定史跡
訪問日 :平成22年03月16日
  • 国指定史跡

歴史

安慶名城は十四世紀頃に安慶名大川按司が築城した城だと云われているが未発掘な部分が多く詳細は定かではない。
伝承によれば安慶名大川按司は伊波城主:伊覇按司の五男と伝えられており、当初兼箇段(かねかだん)に築城する予定が立地などの条件面から安慶名の地を選んだと云われる。
十五世紀頃に繁栄を迎えたが、その勢力は次第に国王軍から目をつけられる様になると国王軍が進軍して戦いになる。
だが要塞化していた安慶名城を国王軍は攻略する事ができず逆に機を見て反撃を行い国王軍相手に互角の戦いに持ち込むことに成功した。
しかし国王軍が安慶名城に水がないという弱点に気付き水攻と共に兵糧攻めを行い難攻不落の安慶名城も落城し安慶名氏は滅ぼされた。

現在

現在の安慶名城址は「安慶名城公園」となっており公園内に多くの遺構が残っている。
見所は自然岩をくり貫いた二の郭の城門と主郭の城壁だろう。
特に城壁はかなり長く伸びていて見応えがある遺構になっている。
遺構はとても良いのだが知名度が低く国史跡指定にされている割にはやや寂しい所でもある。

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