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琉球:知念城址(ちねんじょうあと)

住 所 :沖縄県南城市知念字知念上田原
築城者 :知念按司
築城年代:12世紀末~13世紀
形 式 :山城
遺 構 :石垣・曲輪
指定史跡:国指定史跡
訪問日 :平成22年03月17日
  • 国指定史跡

歴史

知念城は築城年代など定かではないが古城(こーぐすく)、新城(みーぐすく)に分かれ、その築城時期はかなり異なっている。
古城は天孫氏時代の十二世紀末~十三世紀に築城されたと思われており、新城は第二尚氏王統の尚真王時代に内間大親(うちまうふや)が築城したと云われている。
実際の記録として残るのは琉球国旧記の1729年に火の神の祠(ほこら)の赤瓦葺きの神殿は礼拝所として使われていた事と、のちに知念城は知念番所として使われ知念集落が丘陵の下に移ってしまったので1903年に廃止された事位である。

現在

知念城址は2007年3月現在に大幅な修復作業中であり奥まで入ることが出来なかった。
見渡せる範囲の遺構はかなり良好で昔この場所に大きな城があったのが一目でわかる。
だが未だに不明部分が多くどのような目的でどういった歴史があったのか詳細が定かではないのは非常に残念だ。
この城の見所は何と言ってもアーチ式になっている石門だろう。
石垣自体も良好なのだがこの石門にはかなり心を惹かれるはずだ。

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