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琉球:玉城城址(たまぐすくじょうあと)

住 所 :沖縄県南城市玉城444
築城者 :不明
築城年代:12世紀末~13世紀
形 式 :山城
遺 構 :城壁・石垣・土塁
指定史跡:国指定史跡
訪問日 :平成22年03月17日
  • 国指定史跡

歴史

玉城城は築城者や築城年代についての詳細は不明だが琉球民族のアマミキヨの子孫によって築城されたと云われている。
更に他説では英祖王統第四代目の玉城王(玉城王子)の居城であったが、 王位につくと自分の弟を玉城按司に任じて城を守らせたという説もある。
玉城城は聖地巡礼である「東御廻り(あがりうまーい)」の最後の巡礼地となっていて、 今でも御嶽に来る人が多く日々参拝者が後を絶えない。

現在

現在の玉城城址は石垣や城壁、土塁が残っている。
だが米国との沖縄戦争による城の破損、また戦争後に米軍の資材として城の遺構が多く持ち出されている。
そのような状況でも遺構は良好に保たれており見所満載のグスク址になっている。
自然岩をくりぬいて造られた一の郭はとても珍しい造りをしており、これが山の自然を利用した山城だと見てとれる。
更には城壁はほぼ完璧に近い形で残っており、こちらも散策時にはじっくりと観賞していただきたい。

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