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日向:亀頭山城址(きとうさんじょうあと)

住 所 :宮崎県西臼杵郡高千穂町河内
築城者 :不明
築城年代:不明
形 式 :山城
遺 構 :堀切・土塁・曲輪
指定史跡:未指定
訪問日 :平成22年05月12日

歴史

亀頭山城は築城者や築城年代は定かになっていない。
この地は神武天皇(じんむてんのう)の子孫と伝わる三田井氏が治め小大名ではあったが高千穂郷の独立勢力として栄えていた。
その中で亀頭山城は周囲に十八の砦を擁す難攻不落の城で三田井氏時代の城主は甲斐将監惟房であった。
だが文禄年間に懸城主:高橋元種(たかはしもとたね)の猛攻にあい三田井氏は攻め滅ぼされてしまう。
その中で惟房は最後まで亀頭山城に立て篭もり交戦を仕掛けるも三田井氏本城:仲山城は落城した中で勢いを失い文禄三年ついに亀頭山城も落城する。

現在

現在の亀頭山城址は高城山山頂に堀切や土塁の遺構を残している。
山頂付近は公園として整備されており登山道は車で進む事も可能だが徒歩でも約20分もあれば山頂まで行ける距離だ。
入口案内板に「奥鶴(おくする)台地から南東に延びる亀の背状の屋根を三つの堀りで区切った先端部に立地する」と記載がある通り見所ある城址だ。

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