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豊後:日出城址(ひじじょうあと)

住 所 :大分県速見郡日出町2610-1
築城者 :木下延俊
築城年代:慶長七年
形 式 :平山城
遺 構 :天守台・石垣・移築櫓・移築門・堀
指定史跡:未指定
訪問日 :令和03年05月11日

歴史

日出城は慶長七年に木下延俊(きのしたのぶとし)が築城した。
築城の際に義兄である細川忠興(ほそかわただおき)の支援を受け小大名とは思えないほど雄大な城が完成したと伝わっている。
寛永十八年に延俊の遺言によって二代目:俊治(としはる)が弟:延由(のぶよし)を立石に分知した。
延由は旗本ながら大名の位を受け本家と共に明治時代までこの地で栄えた。
別府湾の城下の海岸近くで漁獲されるマコガレイは有名で別名「殿様カレイ」とも呼ばれており江戸時代には貴重な魚として献上されていた。

現在

現在の日出城址は「日出小学校」が建ちその周りを覆う多くの石垣や堀が遺構として残っている。
別府湾手前まで行くと「城跡公園」となっておりそこから見える別府湾はとても素晴らしく美しく景色を堪能できる場所になっている。
更に日出小学校内にある時鐘は当時からの遺構として現在も使われ今でも地元の子供達によってその鐘を鳴らされている。
個人的にはこの地に立ち寄ったらなら鰈を是非食して欲しい。

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