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肥後:津奈木城址(つなぎじょうあと)

住 所 :熊本県葦北郡津奈木町岩城
築城者 :村上顕興
築城年代:南北朝時代(1344年)
形 式 :山城
遺 構 :堀切
指定史跡:未指定
訪問日 :平成22年07月26日

歴史

津奈木城は南北朝時代の八代城城主:村上顕興(むらかみあきおき)により築城された断崖絶壁の堅城だ。
後に人吉城城主の相良氏の支配下となる。
天正九年に薩摩:島津氏が九州制覇の為に北上すると津奈木城は猛攻撃を受けて落城してしまい島津氏の所領となる。
天正十五年の豊臣秀吉の九州征伐によりこの地方は深水宗方(ふかみむなかた)が領主となる。
その後は加藤氏・細川氏と領主をかえた。

現在

現在の津奈木城址は「舞鶴城公園」となっており公園内の駐車場から案内板に従い本丸跡地まで進む事ができる。
だが本丸跡地は広場となっており多少の曲輪や堀切が確認できる。
この城址から眺める風景は清々しく春の季節に行くと心地よい場所だろう。

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