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肥前:金石城址(かないしじょうあと)

住 所 :長崎県対馬市厳原町西里200
築城者 :宗将盛
築城年代:享禄元年
形 式 :平城
遺 構 :復元櫓門・石垣・庭園跡
入場料 :一般310円(旧金石城庭園)
指定史跡:国指定史跡
訪問日 :平成29年11月16日
  • 国指定史跡

歴史

金石城は享禄元年に対馬島主である宗将盛(そうまさもり)によって築城された。
元々は金石屋敷と呼ばれており当時は城より屋形として宗氏代々の居屋形だった。
だが宗氏二十代当主義智(よしとし)の時代に豊臣秀吉による文禄・慶長の役が勃発すると金石屋形の北に聳える清水山に新たな城として清水城を築城する。
その際に朝鮮通信使を迎える為に金石屋敷も大改修を行い近大城郭金石城となった。
石垣や堀切を新たに拡張したが天守閣の築城は見送られている。
その後も宗氏の居城として寛文九年に二十二代当主:義真によって大手口の櫓門を建造すると天守の代用として使用した。
延宝六年に桟原城を築城し藩政機能を桟原城に移したが、その後も金石城は存続した。
以後、火災や台風で焼却、倒壊等の被害に有ったがその度に再建・復元され現在に至っている。

現在

現在の金石城址は大手門櫓や庭園跡が復元されており対馬の観光スポットとなっている。
城址は対馬市厳原の中心部に在り近くにはホテルや客船、交通船の港があり立地的にも手頃で訪れやすい場所になっている。
見所は多々あり入り口にそびえ立つ復興櫓門には大きなインパクトを受ける。
また敷地内にも現存石垣や手門跡、有料だが旧金石城庭園も整備されている。
庭園は国指定名勝とされており近場には城下町通りもあり見所が多い城址となっている。
金石城址からは清水山が見え中腹には清水城址も残っている。

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