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肥前:鹿島城址(かしまじょうあと)

住 所 :佐賀県鹿島市高津原
築城者 :龍造寺隆信
築城年代:天正四年
形 式 :平山城
遺 構 :現存門・石垣・堀
指定史跡:未指定
訪問日 :平成18年09月07日

歴史

鹿島城は天正四年に龍造寺隆信(りゅうぞうじたかのぶ)が配下の鍋島信房(なべしまのぶふさ)によって築かせた城で当時は常広城(つねひろじょう)と呼ばれていた。
当時、鹿島の地は多数の大名で覇権を争っていたが天正四年に隆信が島原の有馬氏からこの地を奪い築城した。
のちに龍造寺氏が衰退すると重臣の鍋島直茂が政権を掌握し勢力を伸ばしこの地を収めると、直茂の次男:忠茂が入城し佐賀鍋島氏三支藩の一つ鹿島鍋島氏となる。
文化三年に常広城が水害被害を受けると現在地に鹿島城を新たに築城し鍋島氏の所有として明治を迎え「佐賀戦争」の乱戦で鹿島城は歴史からその姿を消す事となった。

現在

現在の鹿島城址は鹿島高校の正門に現存門が使用され門の周りには石垣が残されている。
見応えのある城址は「旭ヶ岡公園」としても整備されており桜の名所となっている。
その桜も鍋島直彬(なべしまなおよし)がソメイヨシノを植えたのが始まりだと伝わっており春には約600本の桜が満開を迎えている。

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