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肥前:唐津城(からつじょう)

住 所 :賀県唐津市東城内8
築城者 :寺沢広高
築城年代:慶長十三年
形 式 :平山城
遺 構 :模擬天守閣・復元櫓・門・石垣
入場料 :大人 500円 / 小人 250円
指定史跡:未指定
訪問日 :令和元年09月06日
  • 続日本100名城

歴史

唐津城は豊臣秀吉の家臣:寺沢広高(てらざわひろたか)が文禄四年に唐津に封じられ慶長五年の「関ヶ原の戦い」で東軍に味方し加増されたのを機に同七年から約七年の歳月を費やし完成した城だ。
築城には九州大名の助力を受け名護屋城の解体資材を用いている。
当時の唐津城は陸続きだったが城がある満州山を切り離し防衛策の一つとして人口の川をつくらせ島の様な地形に変えている。
だが広高の嫡男:堅高(かたたか)は寛永十四年に起きた「島原の乱」で一揆側に攻められた責任を取らされ天草四万石を没収されると正保四年に自殺する。
寺沢氏は嗣子(しし)がいなかった為に断絶する事となる。
その後の唐津城は城主が頻繁にかわり大久保氏、松平氏、土井氏、水野氏、小笠原氏と藩替りし明治時代に廃藩置県となると舞鶴公園として現在に至っている。
築城時は天守閣がなく昭和四十一年に観光の文化施設として天守台跡に慶長様式の模擬天守閣を造り現在に至っている。

現在

現在の唐津城は唐津市のシンボルとして観光名地になっており多くの方が訪れている。
天守閣が無かった城にしては大規模な形を誇っており石垣や曲輪の遺構も良好な形で残っている。
城内は出土品や鎧等が展示されており最上階からは唐津市や虹ノ松原が望める景観になっている。
満州山の山頂に築城されており遠方からでも城を確認する事は容易である。
また模擬天守があるおかげで迷わずに散策する事ができた。
なおこの地域では10月末から11月初旬にかけて「唐津くんち」と呼ばれる祭りを行っておりユネスコ無形文化遺産にも登録されている。
この期間に立ち寄った際には是非こちらも堪能して欲しい。

続日本100名城スタンプ設置場所

唐津城天守閣内

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