豊前:戸代山城址(としろやまじょうあと)
住 所 :福岡県田川郡赤村赤
築城者 :菊池武重
築城年代:延元四年・歴応二年
形 式 :山城
遺 構 :石塁・空堀・堅濠・曲輪
指定史跡:未指定
訪問日 :平成21年09月24日
築城者 :菊池武重
築城年代:延元四年・歴応二年
形 式 :山城
遺 構 :石塁・空堀・堅濠・曲輪
指定史跡:未指定
訪問日 :平成21年09月24日
歴史
戸代山城は延元四年・歴応二年に南朝方の菊池肥後守武重(きくちひごのかみたけしげ)が築城した城でその内容は 「豊前国志」に記載されている。
戦国末期の天正年間時代に馬屋原元有(うまやはらもとあり)が城主であったが天正十五年に豊臣秀吉の九州征伐で元有は秀吉に降伏を申し入れるが秀吉から拒否され、黒田孝高(くろだよしたか)を要する大軍に攻め込まれ戸代山城は落城し元有は討ち取られてしまった。
九州征伐軍はその後に岩石城を攻撃した際に秀吉はこの城から戦況を眺めていたと云われている。
九州平定後に戸代山城は廃城となった。
現在
現在の戸代山城址は二の丸跡地が山頂とされ「戸城山公園」となっている。
本丸跡地にはこの二の丸から更に奥に進む必要があるが、この公園一帯周辺に大変良好な形をした曲輪・土塁・堅濠が残っており登山道から山頂まで15分程度で登れる事から比較的訪れやすい城址である。