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筑前:大野城址(おおのじょうあと)

住 所 :福岡県太宰府市、大野城市
築城者 :天智天皇
築城年代:天智天皇四年
形 式 :朝鮮式山城
遺 構 :石垣・土塁・礎石・門跡
指定史跡:国指定特別史跡
訪問日 :令和元年06月28日
  • 国指定特別史跡
  • 日本100名城

歴史

大野城は西暦663年に朝鮮半島の百済が猛威を振っていた新羅に苦戦し領土を蝕まれると百済王は大和朝廷に救援を求め、大和朝廷は中大兄王子(なかのおおえのおうじ)と二万の援軍を朝鮮半島に送る。
この戦いは「白村江の戦い」よ呼ばれ大和朝廷の軍は唐、新羅連合軍に完敗し百済は滅んでしまう。
敗退後に唐・新羅の日本侵略に怯えた大和朝廷は大宰府の防衛として山城の大野城を築城した。
城は百済から亡命した百済人の技術力を利用し築城され後に朝鮮式山城と呼ばれるが唐・新羅軍が日本攻略の軍を編成する事はなく廃城となった。

現在

現在の大野城址は四王寺山一体に遺構を多数残している。
特に「百間石垣」は山間部一体に石垣が残っており古来の城としては最大級の石垣跡だと推測されている。
他にも建物跡の遺構や大小の石垣が山の至る所に残されており、この城址の規模の大きさを伺える。
現在も発掘調査中だが辺りは地元住民の憩いの場所として遊歩道や野外音楽場などが整備されている。

日本100名城スタンプ設置場所

福岡県立四王寺県民の森管理事務所
太宰府市文化ふれあい館
大宰府展示館内
大野城市総合体育館内
宇美町立歴史民俗資料館

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