今西氏は春日大社垂水西牧の南郷目代神官である。
今西氏第三十六代：春房(はるふさ)の正室は明智光秀の娘であった事から天正十年の山崎合戦では明智方へ味方したため敗退後に秀吉により所領が没収された。
その後、江戸時代に領主：保科氏の庇護を受けこの地に屋敷を建て明治時代に至った。

現在の今西土居屋敷はこの地に今西氏の住居として使用されている。
敷地内に入る事は出来ないが表門や母屋は現存遺構として残されている。
散策日は残念ながら工事を行っておりその雄姿全貌を観る事が出来なかった。